FP試験の思ひ出【その③】

【その①】では、FP試験の概要
【その②】では、受験までの経緯
をお伝えしていきました。
 
今回は、「FP3級受験」についてのお話となります。
 
私は「きんざい」で受験しましたので、「きんざい」中心のお話になりますが、ご了承ください。
 

スケジュール

 
まずは、スケジュールですが、受験を決めたのが7月だったのと、翌年に社労士の国家試験を受験しようと考えていたので、9月にFP3級の試験を受けることにしました。
 
FP3級・2級は、1月・5月・9月の年3回、試験が実施されますので、比較的スケジュールを調整しやすいと思います。
 
私は次のようなスケジュールで試験に臨みました。

3級申込から2級試験終了まで、半年強というところでしょうか。
 

試験内容〜3級編〜

 
受験勉強に入る前にどういった形式の試験かを簡単に確認しておきたいと思います。
 
3級・2級とも、「午前の学科試験」と「午後の実技試験」があり、両方とも基準点(6割以上)を満たすと合格となります。
 
▶︎学科試験
学科試験は、正しい選択肢を選びその番号をマークする形式の試験です。
 
問題数は60問で、一問1点の60点満点です。
36点(36問正解)で合格となります。
 
正誤を選ぶ問題が30問、3択の選択問題が30問となります。
※2級は4択の選択問題が60問となっています。
 
なお、学科試験の内容は、日本FP協会と共通です。
 
▶︎実技試験
日本FP協会と大きく内容が異なっています。
「きんざい」の方が問題数は少なく、大問が5問で、各大問ごとに3つの設問があり合計15問となっています。
 
大問ごとに3点の問題が2つ、4点の問題(主に計算問題)が1つあり、50点満点です。
30点で合格となります。
試験を受ける段階ではどの問題が4点かは分からないのですが、10問正解すれば間違いなく合格ラインに達しています。
※日本FP協会の実技試験は、1問5点の20問・100点満点の試験で、60点以上で合格です。
 
「実技」ということで、大問ごとに色々な設定の人物が現れ、その方に応じた内容に回答していきます。
計算問題もありますが、3級は計算結果を選択肢から選ぶ形式のためおおよその値が算出できれば正解できると思います。
※2級では計算結果を記入する形式になっています。
 
なお、過去問や模範解答は下記より確認できます。
 
試験問題(きんざい)
 
模範解答(きんざい)
 

勉強方法〜3級編〜

 
独学で勉強することにしましたので、まずはテキスト・問題集の購入です。
 
まだコロナのコの字も出ていない時期で、今ほどオンラインやスマホ学習コンテンツは多くありませんでしたので、実際に書店に出向き内容が分かりやすく初学者向きと感じた、TAC出版の「みんなが欲しかった」シリーズのテキスト・問題集を購入しました。
 
▶︎TAC出版「みんなが欲しかった」シリーズ
6月に新刊が出るそうなので、9月の受験を目指す方は、それを待ってから購入いただいた方がいいと思います。
フルカラーで初学者でも理解しやすいです。

 

 

試験対策は、この問題集だけで十分でした。

 

 

勉強期間としては、1.5ヶ月程度を想定していましたが、実際は8月の初頭から試験日までの約5週間でした。
往復の通勤時間なども活用していましたので、平均すると1日2時間程度、勉強をできない日もありましたので、総勉強時間としては65〜70時間程度かと思います。
 
▶︎1週目
テキストに一通り目を通します。
 
▶︎2週目
問題集・1回目。順番に問題を解いていきます。解いた後は自己採点し、問題ごとに正誤をチェックしておきます。
私は、不要になったA4用紙の裏紙を半分に切って解答用紙代わりに使っていました。
問題集にも挟まるサイズになるので、便利です。
また、間違った問題はテキストを見て復習しておきます。
 
▶︎3週目〜4週目
問題集・2〜3回目。1回目と同じように解いていきます。
 
▶︎5週目
3回解いて間違った回数が多い問題を中心に復習していきます。
残った時間で、計算問題も一通り解き直して復習しておきます。
 

受験〜3級編〜

 
受験方法などは、こちらの記事も合わせてご覧ください。
受験の流儀 - 薬事とか労務とか、たまに■も。。。
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社会人の資格試験受験について、勉強方法や受験方法など、ちょっとしたコツをまとめています。
https://phsr-89266.hatenablog.com/entry/2023/03/11/231800

当日の持参物としては、計算問題に使う電卓🧮を忘れないようにしたいところです。

 
▶︎会場到着
自宅から1時間半ほどかかって会場に到着しました。
電車での移動でしたので
軽く会場付近を下見して、トイレや昼休憩に使えそうな店・場所を確認しておきます。
 
▶︎学科試験
まずは午前の「学科試験」からです。
試験時間は120分です。

問題集で見たことがある問題がほとんどです。
初見の問題は体感的に1割ぐらいあったと思います。
60分ほどで解き終わり、30分かけて見直し、残り時間30分で途中退席しました。
 
▶︎昼休憩
試験会場の近くに飲食店が比較的多くありましたので、昼食は持参せずカフェに入りました。
午前の解答速報も出ていますが確認せず、午後の実技試験に向けて計算問題を再度確認しておきます。
 
▶︎実技試験
昼休憩後、「実技試験」です。
試験時間は60分と短めです。

ほとんどが過去の焼き直しなので、特に問題なく解答できました。
 
30分ほどで解き終わり、15分で見直しをしました。試験問題を持ち帰ることができるので、そのまま途中退席しました。
 

受験結果〜3級編〜

 
試験日当日の17:30以降に試験実施団体から模範解答が公開されます。
解答内容を記した試験問題を持ち帰り、自己採点を行いました。
 
私の受験結果は、次の通りでした。


▶︎学科試験
56点/60点 合格(4問ミス)
 
▶︎実技試験
50点/50点 合格(全問正解)
 
学科試験でいくつか分からない問題があったのでミスしてしまいましたが、実技試験は問題集で勉強した通りの内容で満点を取ることができました。
 

まとめ〜3級編〜

 
3級を受験した感想ですが、比較的容易な試験だと感じました。
 
初見の問題も散見されましたが、市販のテキスト・問題集の内容を理解しておくだけで、十分合格点に到達できると思います。
 
過去問集や予想問題集はどうかという意見もあるかもしれませんが、個人的にはそこまで必要はありませんでした。
 
私は65〜70時間ほど勉強しましたが、合格するだけなら、もう少し短い勉強時間でも問題なさそうです。
 
また、3級合格までにかかった費用ですが、受験料とテキスト・問題集の購入代金、当日の交通費だけです。
コロナ禍で受験料の値上げがなどがありましたので、2023年3月現在に必要な費用は次の通りです。
 
テキスト:1,760円
問題集:1,650円
学科試験受験料:4,000円
実技試験受験料:4,000円
合計:11,410円
※振込手数料や交通費は含まず。
 

【FP3級・まとめ】

・勉強期間:5週間程度

総勉強時間:65〜70時間

・使った教材:市販のテキストと問題集

・学科試験:56/60点(合格)

・実技試験:50/50点(合格)

・かかった費用:11,410円

以上が、FP3級の受験結果となります。
3級は基礎的な内容で合格もしやすいので、マネー💰リテラシーを身に付けたい方には最適かと思います。
 
この記事をアップした2023年3月24日時点では、2023年5月度の受験申込が始まっています(申込期限:4月7日まで)。
もし、この記事を読んでFP試験に興味をお持ちいただけたようでしたら、ぜひ申し込んでみてください👍
試験日は5月28日なので、勉強も十分間に合いますよ(^_^)
 
それでは、次回はFP2級受験についてお伝えしていきたいと思います。
(次回につづく💨)

 

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