前回は、医療用医薬品の『フェルビナクパップ70mg「タイホウ」』が販売終了になるというお話でした。
「温感」って温まるの?【その①】 - 薬事とか労務とか、たまに■も。。。
すると、こちらの湿布を見つけました👀
フェイタスシリーズは、元V6の岡田さんをイメージキャラクターに起用しており、フェイタス(有効成分:フェルビナク)とフェイタスZ/Zα(有効成分:ジクロフェナクナトリウム)の2つのライン展開となっています。
比べてみると、フェルビナクの含有量も同じですし、湿布自体のサイズも同じで、ほぼ同等品といって差し支えないのかなと思います。
※『フェルビナクパップ70mg「タイホウ」』のトウガラシエキスの含有量は記載がありませんでした。
さて、使い心地ですが、
※ 『フェルビナクパップ70mg「タイホウ」』の製品画像。メーカーサイトより引用。
湿布本体はこんな感じです。
実は温感タイプの湿布を使うのは初めてなんですが、早速貼ってみました。。。
※画像はイメージです。
温感タイプは温かいのか?
貼ってみた感想ですが、温感タイプというわりなメントールのせいか貼ると冷たくスーッとした感じがします。
ですが、貼り続けているとじんわりと温かくなって来る感じがあります。
スーッとしたのとじんわり来るのが混在したなんとも不思議な感触です(^_^;)
実際に温まっているのか温度を測ってみたかったのですが、正確に測定するのが難しそうなので断念しました。
文献など調べていたところ、医療用医薬品の『MS温シップ「タカミツ」』に関して、少し興味深い内容を見つけました。
ちなみに『MS温シップ「タカミツ」』には、
- 「日局」サリチル酸メチル:1.0g
- 「日局」dl-カンフル :0.5g
- トウガラシエキス:0.165g
が有効成分として含まれています。
ちなみに、サリチル酸メチルが鎮痛・消炎成分、dl-カンフルはメントールと同じく清涼感を与えたり消炎が期待できる成分です。
その『MS温シップ「タカミツ」』の医薬品インタビューフォーム(各製薬メーカーが作成している医療従事者向けの医薬品解説書)に次のような記述がありました。
※『MS温シップ「タカミツ」』のIF(医薬品インタビューフォーム)2021年3月改訂(第2版)/
2.薬理作用 (2)薬効を裏付ける試験成績 より
湿布を貼った直後は冷えるものの、2時間後には温度の上昇が認められたということです(・Д・)
温かく感じるのは気のせいではなく、実際に温度が上がるとはビックリですね。
次回は、コストについて少し見てみたいと思います。
それではまた次回もよろしくお願いします(╹◡╹)
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